こんにちは。
今日はイタリア3都市を巡る個人旅行をしたときの記録を紹介します
日本からの旅行でも大人気の情熱の国イタリア。一週間で3都市(ミラノ・ベネチア・ローマ)を旅行した時の思い出を交えつつ、これからイタリア旅行を計画されている方の参考になればと思います。今回は、費用を抑えつつ一ヶ所一ヶ所じっくりと遊べるコースとしましたので、学生旅行やお金をかけたくないけどじっくり遊びたいという方にお勧めできるプランとなっています。
旅の基本は、電車や徒歩メインで、都市間移動も高速鉄道を使っています。全行程個人旅行となってますので、予約の仕方なども踏まえて参考になると思います。また、費用に関しては、レートにより異なりますので実際の予算を考えるときは最新情報を参照してくださいね。
それでは、イタリア3都市のミラノ・ベネチア・ローマを巡る旅に出発です!
本章では準備編として、旅のプランや注意点などをまとめています。
- イタリア個人旅行はどうなのか
- ルートは?費用は?
- トラブルに会わないためにすること
イタリア3都市を巡る旅 概要編
言葉がわからなくても個人旅行は楽しめる
漠然とイタリアに行きたいと思う人も多いはず。でも、旅行会社のパンフレットを見ても値段が高かったり、行きたいところが網羅されていなかったり、行きたいと思ってから実際のいくまでのハードルが高い人は多いですよね。。
かく言う私もその中の一人でした。安いツアーだと弾丸旅行のように1都市1都市をゆっくり見れないですし、ゆっくりと巡る旅だとビジネスクラス利用などの高価なものばかりでした。そんなちょっとミスマッチの方におすすめの旅行の仕方が「個人旅行」でした。
個人旅行では、飛行機も宿も移動方法も全部自分で決めて予約します。そのため、自分なりの旅行日程を決めることができます。しかし、予約を自分でしたり、トラブルがあった場合には自分で解決しなければなりません。英語がペラペラだったり現地語が得意だったりの人には、問題にならないかもしれませんが、多くの人にはなじみのないもので自分で解決できるか不安に思うものです。私も多少の英語はできた(高校英語卒業レベル)ものの、イタリア語なんて一言も分かりません。
そんな私でも丸一週間イタリア旅行を楽しむことができたので、その時の予約方法や気を付けるポイント、様子をお伝えします。迷っている方に一歩を踏み出す勇気となれば幸いです。
旅行の計画をしよう
のんびりとじっくりイタリアを堪能したかったので、6泊8日でミラノ・ベネチア・ローマの3都市を旅行する計画を立てました。せっかく行くからには、長めに1週間じっくり楽しみましたよ。
こちらが、旅行で行ったマップです。イタリア国内の移動は全部高速鉄道を利用しました。
行程表は、次のようになっています。ミラノからイタリア入りして、最終目的地はローマとしました。
日程 | 都市 | 行程表・内容 |
---|---|---|
1日目 | 日本 → ミラノ | アリタリア航空直行便で移動。 昼:機内食、泊:ミラノ |
2日目 | ミラノ | 午後の高速鉄道まで自由時間。 |
(鉄道移動) | イタロ鉄道で移動。 泊:ベネチア | |
3~4日目 | ベネチア | 自由観光。 |
4日目 | (鉄道移動) | イタロ鉄道で移動。 |
フィレンツェ | 自由観光。 | |
(鉄道移動) | イタロ鉄道で移動。 泊:ローマ | |
5~7日目 | ローマ | 自由観光。 |
7日目 | ローマ → 日本 | アリタリア航空直行便で移動。 昼夜:機内食、機内泊 |
8日目 | 日本 |
見てわかる通り、ほとんどが自由時間!その日の気分や天気で行く行かないを決められますし、当日見つけたスポットにサッと見ることもできるので、あなただけの旅行をすることができますよ。トラブルも付きものですので、余裕を持った計画にしましょう!
どのくらいの費用になるか
航空機は、直行便で時間も体力も温存することにしました。お金はかかりますが旅の充実のためで、予算を使うところと節約するところを明確に分けました。
- 航空機代 (日本→ミラノ、ローマ→日本)
-
14万5千円 (諸経費込み)
日本との直行便が出ていた「アリタリア航空」を使用。旅行プランに合わせて周遊きっぷとしました。直行便を使うことでトランジットよりも移動時間を抑えて、トラブルに巻き込まれないことを重視しました。荷物のロストや欠航など飛行機に関係するトラブルは旅行の中でも大きな割合をしています。なので、ここはケチらずに直行便で精神的な負担も緩和して、旅行をより楽しめるように計画しました。
- 高速鉄道代 (イタリア内の各都市間移動)
-
約 1万4千円 (104ユーロ)
イタリア国内の移動には、イタロと呼ばれる民間高速鉄道を利用しました。現地でも切符は買えますが、イタロの公式HPで日本からでもクレジット決済で購入できますので、事前に予約して行きました。
事前予約すると大幅な割引があるようで、結果的に正解でしたね。イタリアでは、国有鉄道のトレニタリア(Trenitalia)と民間企業NTV社のイタロ(italo)がありますが、事前予約するならイタロの方がおすすめです。サイトは英語対応ですので、翻訳しながら購入できますよ。詳しい購入方法はまた、別の機会に紹介しようと思います。
- 宿泊代 (ミラノ1泊)
-
Hotel Siro 1人 5,000円 (朝食付)
飛行機を降りて一泊目の宿。金額を抑えつつ、駅近をチョイスしました。民宿っぽい宿でしたが、最低限の設備は整っていました。私は大丈夫でしたが、1つ星ホテルなので清潔感にかなり敏感な方にはワンランク上のホテルをおすすめします。ホテルシーロは、豪華でなくてよいので手軽に泊まれる宿をお探しの方におすすめだと思います。
- 宿泊代 (ベネチア2泊)
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Hotel il Mercante di Venezia 1人一泊 8,000円 (朝食付)
ベネチア本島の駅から近くの宿です。2泊泊まるのと拠点として使うことを想定して3つ星ホテルを選びました。朝ごはんもシンプルですが、マシーン挽き立てのコーヒーやクロワッサン、ハムやヨーグルトなど種類も豊富で美味しかったです。島では階段ばかりで、遠い宿だと運ぶのにも一苦労ですが、この宿は駅から近かったのでその点でも便利でした。
- 宿泊代 (ローマ3泊)
-
moshi moshi b&b 1人一泊 4,500円 (朝食付)
一般的なマンションの一角を宿として日本人の奥さんが運営している民宿です。日本の方がやっている宿なので、何と言っても日本語の通じる有難さが一番!特に旅の最後で何かあっても、助けてもらえます。安心して観光に専念出来ました。
日本で予約したものの予算としては、約19万円となりました。そこから、入場料や昼食・夕飯代、お土産代等がかかります。それでも一週間たっぷり遊んで込々で25万円程度あれば十分でしょう。
個人旅行だからこそ、お金をかけるところとかけないところを自分で決めることができます。事前に日本で払えるものであれば、なるべく払っておけば、現地でお金を出さなくても済み余裕を持って旅行することができると思います。
個人旅行時の注意点
トラブルに巻き込まれない対策
個人旅行だと、トラブルに巻き込まれても自分で解決しなければなりませんよね。例えば、飛行機の欠航や預けた荷物のロスト、貴重品の紛失など。ツアーであれば、旅行の行程に関するトラブルは旅行会社がトラブルシューティングしますし、添乗員さんが翻訳して手助けしてもらえます。
だからこそ、トラブルに巻き込まれない・巻き込まれないようにリスクを回避することが重要になります。そのためにはどんなトラブルがあるのかを知り、対策しなければなりません。そこで、トラブル別の対策をお伝えします。
- 旅行の行程に関すること
- 予約の仕方がわからない
- 予約できたか不安
- 飛行機に関すること
- トランジット(乗り継ぎ)に間に合わない
- 預けたスーツケースをロスとした
- 旅行中に発生すること
- 荷物をスリに取られた
- 貴重品を無くした
- パスポートを紛失した
トラブル対応(行程に関すること)
まずは、宿の予約や移動手段の予約に関することです。
当たり前ですが、基本的には現地当日対応ではなくて、日本で予め「公式サイト」で予約しておきましょう。必ずその記録(予約完了のメール等)を保管して当日持っていくと良いと思います。おすすめはgoogleドライブに保管しておくと無くす心配がなくスマホ一つですぐ確認できます。
また、一週間前に予約の再確認をしましょう。ホテルにメールしたり、マイページがある場合はそこを参照しましょう。万が一予約がないと現地で言われてもその記録を見せれば、対応してくれる確率がグッと上がります。
現地でもネットが見れるように、ネットの契約は忘れずに!方法としては4つあります。
現地でネットを見る方法
- 無料Wi-Fi
ホテルや公共施設にある無料Wi-Fiを利用する方法です。無料で利用できる代わりに、利用場所が限定され通信速度も遅い場合がほとんどですので、おすすめはしません。以下の4つの補助的な使い方をしましょう。
- データローミング
お使いの通信業者によっては、安く簡単に海外で使用できるデータローミングを使用できる場合があります。ただし、ほとんどのところでは使用料金が高額になりますので、利用する場合はお使いの通信業者に確認して利用しましょう。知らず知らず利用すると後日とんでもなく高額な請求書が届きます…
- ポケットWi-Fiを空港で借りる
イモトのWiFiやグローバルWiFiなど、いろんな会社が空港でレンタルしています。ネットで事前に予約できますの金額やプランを確認して借りましょう。日本の空港で借りて、帰国したら日本の空港で返却するだけですので、とっても簡単です。ただし、ポケットWiFiを別途持たなければいけないので充電が切れたり紛失したりする恐れがあります。また、データ量に比べ高額で、データ通信のみなので電話することはできません。
- 現地対応SIMを日本で買う
お使いのスマホが、「SIMフリー(通信会社によって他社製のSIMを使えないようにロックしていない)」であれば、利用することができます。色んな種類がありますが例えば、2FLYの15日間合計4GB利用できるものであれば、3000円程度で購入できます。
※こちらもデータ通信のみなので電話はできません。
- 現地でSIMを買う
おすすめは、30日間有効の15GBデータ通信・200分の無料電話(日本への国際電話込)・iMessageチャット無制限のパッケージで、20ユーロ(約2500円)で購入できます。TIM Touristで日本からも事前申し込みすることができます。現地はもちろん日本へも電話できるので、いざというときのお守りになりますね。
他にもデータ通信だけのもっと格安のタイプがあったりと、現地の店舗に行けば一覧を見せてもらえますよ。
ネットを準備して、予約を確認できれば、万が一トラブルに巻き込まれても調べたり対応したりできますね。
トラブル対応(飛行機に関すること)
旅行するうえで一番多く、時間のかかるのが飛行機に関係するトラブルです。主には、トランジット(乗り継ぎ)に起因するものが多いように感じます。
例えば、乗っている便が遅れて乗り継ぎに間に合わない・乗り継ぎ時に預入荷物のミスで自分の荷物をロスとした・乗るはずの便が欠航になった等々。
それを回避するには、乗継便をなるべく使わないで直行便を利用すること。値段は高くなりますが、安心を買うと良いでしょう。また、どうしても乗継を使う場合は、経由地で遊ぶつもりで時間に余裕を持ったプランにしましょう。
トラブル対応(旅行中に発生すること)
少し現金を取られただけであれば、不快になるだけで済みますが、クレジットやパスポートを取られる最悪帰国できなくなります。そうならないために、どのようなスリや詐欺があるのかを予め知っておくことや途中の移動や宿はなるべく日本で支払いを済ませること、旅行の終着点は日本の大使館のある街にしましょう。
全て取られても、宿と大まかな移動経路だけ確保していれば最悪帰れます。また、終着点で日本の大使館のある場所ですと、パスポートをなくしても一時利用のパスポートを発行してくれます。
※パスポート再発行に必要な書類(身分証・顔写真)は予め持っておきましょう。
また、クレジットカードや日本大使館の緊急連絡先等は事前に把握しましょう。動転していると思考が鈍りますので、いざという時に何をするのか決めておくと冷静になれると思います。
トラブル回避方法のまとめ
旅行計画段階でできるトラブル回避
- 事前に日本で予約できるものは予約しておく
- 予約の確認は1週間前に
- 現地で使えるネット環境を考える
飛行機でのトラブル回避
- 直行便で行く
- 乗り継ぎは時間に余裕を持つ
旅行中でのトラブル回避
- 現地で流行しているスリや詐欺の方法を知る
- 移動と宿は支払いを日本で済ませる
- 最終目的地は日本大使館のある場所にする
以上のことに気を付ければ、時間を無駄にするかもしれませんが、大抵の場合はどうにかなりますよ。
旅行中の荷物の置き場
意外と忘れがちなのが、旅行中の荷物の置き場。ツアーとかですと、バスの中に置いたままに出来たりするので便利ですが、個人旅行だと自分で管理しなければなりません。基本は宿に置いておくことになりますが、移動中に立ち寄る場合などは一時預け入れができるかどうかをチェックしましょう。
最低限の現地語は学ぼう
イタリアであれば、英語が多少できるなら不便はないでしょう。しかし、基本的なあいさつや数字、トイレなどの言葉は覚えていても損はありません。とっさに聞いて理解できれば、より一層旅を楽しくさせることができますね。
私は、飛行機の中で会話集を見ながら覚えましたよ。長距離移動も有意義に使えるので一石二鳥です。
旅の詳細は乞うご期待
いかがでしたでしょうか。今回は、イタリア旅行の準備編ということで旅の注意点を含めてお伝えしました。
ハードルの高い個人旅行ですが、大きな一歩を踏み出す勇気となれば幸いです。次回からは、実際の旅の中身をご紹介しますのでお楽しみ下さい。
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